フェイスブックやツイッターのように、今や私たちの生活になくてはならないSNSとなっているインスタグラム(Instagram)。
かつては若いユーザーのSNSだと思われていましたが、現在は老若男女問わず幅広い人に愛用されており、また企業がインスタグラムで宣伝を行なうということもポピュラーになってきています。
この記事では、特に企業でインスタグラムを運営しているという人に向けて書いています。インスタグラムを使って顧客を増やしたいと考えている経営者やショップ店員はぜひチェックしてみてください。
若者のあいだでは、お店を探すときにグーグルではなく、まずインスタグラムで検索するという人までいるようです。
なぜなら、「インスタグラム=オシャレ」というイメージが定着しており、インスタグラムで人気のお店に行けば間違いないという若者の考えが浸透してきているからです。
特にオシャレを売りにしている店舗であれば、いまの時代にインスタグラムを運用しない理由はありません。若者のトレンドにいち早くついていくことが、企業を成功に導くための近道だと思います。
またインスタグラムは新たな顧客開拓ツールとしてだけでなく、常連客に対するエンゲージメント増強にも効果的な最強のマーケティングツールだということができるでしょう。
インスタグラムのメイン機能は、画像や動画の投稿です。
当然ながら、いわゆる「インスタ映え」を常に意識して掲載するモノを選択したり、時には加工を行なったりする必要があります。
インスタ映えという言葉が世間に広まって久しいですが、未だにその人気は衰えていません。それどころか、その影響力は年々増しているとさえいってもいいでしょう。
インスタグラムに掲載したアイテムが若者のあいだでバズり、一度「インスタ映えスポット」と認定されてしまえば、その店舗の人気は確約されたといっても過言ではありません。
その人気が持続するかどうかはさておき、まずは若者からの支持を得ることを最優先に考えましょう。
とはいえ、どんなお店の経営者やショップ店員でも、最初は何をすればいいかわからないと思います。
また写真の撮影や加工技術は一朝一夕で身に着くものではなく、ある程度の経験則なども必要不可欠になっています。
そのため、まずはどこでどんな写真を撮ってもらえたらお店の集客につながるか、実際にお客さんが写真をシェアをしてくれるかについて考え、自分たちだけの「インスタ映え」企画を考えることをおすすめします。
どうしてもいい企画が思い浮かばないという場合は、店舗にSNSパネルを置くだけでも、多少の効果は出てくると思います。
先ほど、写真のクオリティーを上げるには時間を要するといいましたが、うまく写真が撮れなくても手っ取り早くギャラリーを綺麗に見せる方法があります。
それは、ギャラリーの世界観を統一するということです。
ユーザーがインスタグラムを使ってお店選びを行なうとき、判断基準となるのはその店が魅力的な場所なのか、空気感は自分に合うのかなどです。そのときに投稿の世界観が統一されていない、たとえば「店舗情報以外の投稿がある」などがあると、それを見たユーザーは離れていってしまいます。
もし、お店の情報以外にもたくさんの情報を顧客に届けたいと思うのであれば、アカウントを複数作成して用途を分けるのが良いかもしれません。
もしくは、インスタグラムでは投稿画面を開いた時に9枚の写真が一覧で見ることができます。少なくとも、その9枚だけはテイストを似せるなどの工夫を凝らしましょう。
それも難しいという場合は、フィルターをすべて同じにして写真の雰囲気を合わせるなど、どこかひとつでも「統一感があるな」と顧客に思ってもらえるような仕組みを整えることが重要です。
写真ももちろん大切なのですが、より顧客にお店の良さを伝えるには、やはり動画の方がよいでしょう。
写真よりも動画のほうが与える印象が強いため、クオリティーの高い動画が投稿できるのであれば、積極的に投稿すべきだと思います。
事実、画像よりも動画のいいねされやすいという印象が強いですね。
ただ、動画投稿は諸刃の剣で、店舗や従業員の雰囲気がストレートに伝わってしまうため、いい評価が付きやすいという反面、悪い評価も付きやすいという特徴があります。
また、ギャラリーを見た時に動画ばかり投稿されていると、非常に見た目が悪いです。そのため、普段の投稿は写真をメインに行ない、勝負どころだと思うときに満を持して動画で宣伝するというやり方がベストだと思われます。
インスタストーリーは、インスタグラムを開いたときにタイムラインの真上に出てくるので、嫌でも目に入ります。
そこに、お店のキャンペーンやお得なクーポン情報が書かれていたら、つい気になって足を運んでくれる人が増えるかもしれません。ただし、インスタストーリーは基本的にフォロワーの人しか見ることができないため、ある程度フォロワーを獲得できたあとの武器として大いに活用しましょう。
また、インスタストーリーは24時間しか見れないので、レア感を演出することもできます。
インスタストーリー以外にも、インスタライブを使ってリアルタイムにお店の状況を配信するのも一つの手段です。
店舗情報は忘れずにプロフィール欄に記入するようにしましょう!
むしろこの店舗情報がかかれていないと、どれだけ投稿に力を入れていても意味がないということになってしまいます。
最悪、お店のURLを書いておくだけでもいいですが、場所、営業時間、電話番号など網羅的に記載しておくのが理想的でしょう。