世の中に様々存在する「ビジネスチャット系サービス」、その中でもひと際伸びを見せ続けているのが「Slack(スラック)」だ。
企業としても導入しているところも多いかと思います。何せ国内でも1日50万以上のアクティブユーザー、うち15万人は優良会員だからだ。
この記事では、時価総額があり得ない程に伸びたSlack(スラック)について特集・ご紹介していきます。
Slack(スラック)は一言でいうと「チャットサービス」です。チャットサービスと言ってもビジネスグループを使ったチャット、すなわち会社やチームなどの仕事系のワークチャットアプリになります。
国内で類似しているサービスだと「ChatWork(チャットワーク)」や「LINE WORKS(ラインWORKS)」などが挙げられます。
どれも仕事の効率化、最適化を図ったサービスであり、スタッフ同士のやり取りをそのサービス(アプリ)内で済ませることが目的に提供されているサービスです。
Slack(スラック)は米カルフォルニアに本社を置いている企業です。
以下Slack(スラック)の企業概要詳細情報
本社所在地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ |
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設立 | 2009年 |
業種 | テクノロジー |
事業内容 | Slack |
代表者 | スチュワート・バターフィールド(創業者兼CEO) |
売上高 | ~6400万ドル(2016年) |
従業員数 | 1000人+(2018年3月時点) |
主要株主 | Accel Partners 24% Andreessen Horowitz 13.3% スチュワート・バターフィールド 8.6% ソフトバンクグループ7.3% |
関係する人物 | スチュワート・バターフィールド(創業者)、エリック・コステロ(創業者)、カール・ヘンダーソン(創業者)、セルゲイ・ムーラチョフ(創業者) |
外部リンク | slack.com |
このように見てみると、一番驚きなのは「主要株主」の箇所です。
なんとSlack(スラック)には、あの孫正義率いるソフトバンクグループも入っています。ソフトバンクといえば、今年話題になっている「PayPay(ペイペイ)」や「Uber(ウーバー)」などにも出資しており、米国通信会社「Spirint(スプリント)」もソフトバンクグループの傘下に入ってる。
そんなソフトバンクグループさえも目を付けるSlack(スラック)。現在はどのような企業価値があり、どういった経営で成り立っているのか?
創業は2009年にもののSlack自体のサービスリリースは2014年、現在の時価総額は2兆を越している。現在、世界で最も影響力を持つGAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)と呼ばれる企業に近いとしても期待されている。
ユーザー数は全世界1000万人を突破、更に以前まではAmazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)が1兆円規模の買収をSlack(スラック)に持ち掛けているとして話題になったが、Slack(スラック)側はその大型買収を拒否して上場を果たしている。
これだけの大型買収を断ることができる人間はそういないはず。
Slack(スラック)が何故この大型買収を断って、上場したのか?それには過去の失敗が理由の1つにありました。
以前Slack(スラック)のCEO「バターフィールド氏」は「Flickr(フリッカー)」という写真共有サービスを開発、今でいうとInstagram(インスタグラム)などが世界の先頭にたっていますが、以前は革命的なサービスとして君臨していました。
しかし、Flickr(フリッカー)を米国ヤフー社に売却。その後Flickr(フリッカー)はみるみるうちに衰退し、Instagram(インスタグラム)などの大型人気SNSに先を越されてしましました。自分がまだCEOだったなら、色々策はとれたかもしれない。そんな悔しい想いからSlack(スラック)をどんな金額でも売らない。といった意思を持ち会社の運命は自分で決めるかのように売却を拒否したのだという。
一度犯した失敗や悔しさは2度と味合わない。そんな彼の想いを感じます。
今後も伸びていくであろうSlack(スラック)の活躍を期待しているのはもはや米国だけではなく、全世界に違いない。